【~スピード展開~】編
産院に到着してすぐに、子宮口8cmを言い渡された私Σ(・∀・;)
剃毛も導尿もする間が無く分娩台へ移動する事に……。
もちろん、分娩監視装置(胎児心拍数や子宮収縮の強さを測る機械)も
付ける暇無し(;><)
今迄の経験だと、陣痛室で何時間も時計と子宮収縮のグラフとの睨めっこで
「早く終わんないかなぁ」と感じるのが普通だったけど。
いきなり分娩台に上がれるのは、嬉しいような、心の準備が出来てなくて困るような。
(事前にトイレに行っておいたので、導尿が免除されたのは嬉しかった。あれは痛い。)
それにしても一番問題なのは…『立会い』であった。
「ご主人、立会い希望ですか?」と看護婦さんに聞かれる。
「いえ、子供達を立会わせたいんですけど、主人だけなら、しないです。」
本当は“お股を広げて唸っている姿なぞ人には見せたくない”というのが私の心理である。
主人の立会いは、今回子供達の付き添いなら認めようという位。
でも、出来たら子供達には、どんなに大変な道のりを経て生まれてきたのか見て貰いたい。
“母は命懸けであんた達を産んだんだよ、
どんな命もこうして大変な思いをして生まれて来る、尊い命なんだよ”
ってのを感じて欲しい。
とにかく主人は、子供達を迎えに行く事に。
でも「多分間に合わないでしょうね…」と看護婦さん。
私もこの痛さは我慢出来ない所まで来てるな…と身体で感じていたが。
赤ちゃんを一緒に迎えるのを楽しみにしてくれていた子供達なのに……。
しかし分娩台に上がった途端、加速する陣痛の強さ!! 半端じゃねぇ。
この痛み、なんと表現すれば適切か。
『車におなかを轢かれたような』とか『無数の針で腹の中を掻き混ぜられているような』
とか。
……とにかく
三度目にして一番痛い気がするっっ!! ひぃ~~助けてーっっ(@_@;)
それでも“出産とは、本能と理性との戦い”などと勝手に思っている私は、なるべく失態を演じないように理性を繋ぎとめる。
でも即効 いきみたくなって「まだいきんじゃダメですかぁ~~!?」と何回も聞いていた私。
助産師さんは準備に大忙しのようで、ラマーズ法の息遣いを言い渡され(ヒッヒッフーってやつ)暫しの我慢……いきみ逃しは、ツライ、ツライ。
そのうち「もう9cmだし、『ヒッヒッフー、ウン』てして良いよ。」と言われると、
勝手に力が入る。「いきんで良いよ」と言われた訳じゃないけど、もう止められない。
「ヒッヒッフー…んぐぬぬぬぅ~」 (←すんごく唸ってた・苦笑)
と力を入れた途端、
ブツッ
っと鈍く弾ける音がして破水。
わぁ、自力で破水したの初めてだぁー(何時も進行が遅いので人工破水しかした事なかった)。
「はい、15時○○分、破水!!」とか慌しく記録される。
破水したら、なおさら襲い来る痛みには休みが無い。
今回は収縮の山に合わせる余裕は無くて(山どころか、常に痛い)、そのまま とにかく いきみまくる。
「も・もうダメです~~(我慢出来ない)」
「大丈夫。上手く力が抜けてますよ」
と、宥められるが、こちとらパニック寸前。
二人目までは、割と痛みに準備段階があったから、脳内では『深呼吸を二回してから、収縮に合わせていきむ』なんてマニュアル通りに出来た私。
まりりんの頭が股に挟まった所(発露)で、冷静に
「出来たら、会陰切開しないで欲しいんですけど、このまま裂けないで産めますか?」
なんて医者に聞いたら
「この状態でそんな風に聞いてきた人、初めてですよ。みんな『早く切って下さい』って
言うんだけど。」
と驚かれた位(笑)
ちなみに、この時は少しだけ切る(1cm)という妥協案で、切ったらツルリと出産。
そして今回。
助産師さんの巧みなリードで「ヒッヒッフー…ぐぅぅぅぅぅ」と唸っているだけで、あっという間に発露。
この後、短促呼吸で、いきみ逃し。これが今迄と違い、思いのほか長くて難しかった。
ドンドコドンドコ最高潮の痛みは続くので、どうしても途中で力が入ってしまう。
何時もはお医者さんが会陰切開して、ポンと産まれちゃうんだけど。
『何か、えらく時間を掛けてるなぁ』と感じる。
助産師さんが、子供の頭を支えて、ゆっくり旋回して降りて来るのに合わせてそーっと出しているようだった。
………
……そういえば、医者はどこだ (←今更)
当然BJは来ない(笑)
けど、『早く産ませろ~~ヽ(`Д´)ノ』と心で叫びつつ
~~ 【~開けてビックリ玉手箱!?~】編へつづく ~~
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